あなたの体は、柔らかい方ですか?
体が柔らかいというのは、声を使う上でのアドバンテージになりえます。

「お酒を飲むと、カラオケのとき歌いやすい」
と言う人は、普段、体がほぐれていないため、声が出しにくいのです。

この状態で、声を出すのは、声帯にも体にも負担がかかるので避けたほうが懸命です。


それでは、声を出しやすくする方法には、どういったものがあるのでしょうか?

ストレッチ

今回、紹介するのは全てストレッチと呼ばれるものです。

声を出す前は、書いてある順番で、これらをやりましょう。
(首まわし→体ほぐし→声帯ほぐし)

わかりにくいものは、飛ばしてもいいと思います。

首回し3種

声が出にくい原因で、一番、多いのが

「首に力が入っている」、「首がほぐれていない」

というものです。
癖になっていると、とるのが中々、難しいので、意識して力を抜けるようにしましょう。


1.息を吐きながら、首を回す
 あまり、大げさに回すと、痛めるので気をつけてください

2.ゆっくり、顔を左右に動かす

 左肩から右肩に、視線を移動する感じです。10秒ぐらいかけて行いましょう

3.肩から肩へ、首を転がす
 片方の肩へ顔を傾け、逆の肩へ向かって、首を転がしていきます

体ほぐし3種

肩、腰が固まっているのも、声が出しにくい原因の一つです。

1.息を吐きながら、肩を回す
 前から後ろに向かって、軽く肩を回します

2.伸びをしてから、体を折る

 立った状態でやります。体を折ったら、力を抜いて上半身をぶらぶらと揺らしましょう
 声を出しながらやっても、いいと思います。立ち上がるときは、ゆっくり

3.骨盤を回す
 頭の位置がぶれないように、腰を回します。右回転、左回転とやりましょう
 縦に回すのも良いです。縦に回すときは、肩も動かすとやりやすいです

声帯ほぐし3種

「歌い始めてから、30分ぐらいすると調子が良くなってくる」
というのは、声帯がほぐれていないのが原因です。

1.リップロール、タングリトル
 定番のものですね。タングリトルは時々、遺伝的に出来ない方もいるそうです

2.あくびの口で、声を出す
 実際にあくびをしながらでも、いいと思います

3.「zー」と発声する
 「じ~」と発声するのに似ています。テレビの砂嵐のような音です



いかがでしょうか?

意識的に力を抜くというのは、中々難しいことなので、日々、挑戦していきましょう